水曜日, 12月 24th, 2008
贈り物にしたい本 Van Gogh Cafe(ヴァン・ゴッホ・カフェ)
ヴァン・ゴッホ・カフェ。
この時期に、贈り物にしたい本。
読んだら、きっと誰かにプレゼントしたくなる本。
アメリカのカンサス州の、劇場跡につくられた不思議なカフェが舞台。
淡々とした日常のなかで、ちょっと変な出来事が何気なく起こる、
そのエピソードを綴っている。
その語り口が、淡々としていながらも、
やさしく語りかけられているような感じなのだ。
最初のページに目を通した瞬間から、大好きになった。
読んでて心地いい。ずっと読んでいたいと思う。
100ページ足らずで、終わってしまうけど。
児童書ではあるけれど、大人も楽しめる。
この、淡々とした流れの中で不思議なことが起きるっていうノリは、
映画でいうとジム・ジャームッシュや、サラ・ドライバーのセンス
に近いと思っている。
子供だろうと大人だろうと、この本をもらって読んだら、きっとうれしくなる。
小さな奇跡が次々と起こる中で、最後の奇跡には涙腺があふれる。
ちなみに、このエピソードはタイトルの由来にもなっている。
こんなカフェ、あったらいいな。最高だろうな。
しかし、ヴァン・ゴッホ・カフェのように魔法は起こらないものの、
奇跡のように素敵なカフェなら、東京にもいくつかある。
そこにいるだけでリラックスしたり、アイデアが浮かんだり。
カフェは、人の心に変化をもたらす場所でもある。
ある意味素敵なカフェというのは、魔法のような力を持っているのかもしれない。
Van Gogh Cafe(ヴァン・ゴッホ・カフェ)
Cynthia Rylant(シンシア・ライラント)著
中村妙子訳
1996年 偕成社刊





