土曜日, 8月 22nd, 2009
映画「アマルフィ」に意外とハマってしまった
観る前は、「ローマやアマルフィの映像が観れればそれでいい」としか考えていなかった、
日本映画「アマルフィ- 女神の報酬」。
そんな斜に構えた姿勢で鑑賞に及んだハズなのだが。
結論から言うと、もーすみません、すみません。純粋に、かなり面白かったです。
娯楽映画として、すごくよく出来ているな、と思った。皮肉でも何でもなく。
で、例によって、イタリアマニア的視点でのレビューというか、独り言などを。
ローマの街やアマルフィの光景は、評判通り、これでもかというくらい美しく撮影されてる。
TV番組「世界遺産」の撮り方そのもの、です。イタリア好きな人の中でも、特にローマや
アマルフィが好きならば、たまらないはず!
そして行ったことがない人は、この映像を観たならば、きっと行きたくなるであろう。
自分は、告白すると、冒頭のクリスマスのデコレーションで彩られたローマの街のシーン
を観ただけで、涙が込み上げてきた(ストーリーには全く関係なく)。
それから南イタリアのアマルフィ海岸が登場した時も、目の前のスクリーンが滲んで
しまった…(またまた映画のストーリーとは何の関係もなく)。
って、こんなこと書いてると個人的な感傷でしかないような印象を与えてしまうかも
しれないが、自分はローマやアマルフィにそう特別な想いがあるワケではない。
ただ目の前のスクリーンに映し出される数々の映像があまりに素晴らしいので、それだけ
で心が激震!してしまうのだ。
あぁぁ、ローマのカラカサ松!あぁぁ、フォロ・ロマーノ!あぁぁ、カンピドリオ広場!
あぁ、ここはレプッブリカ広場!あぁぁ、….と、こんな調子である。
特に何気に痺れたのが、トラステヴェレ地区かカンポ・デイ・フィオーリ周辺かと思われる、
アプリコット色の壁の建物が立ち並ぶ、ローマのちょっと庶民的なスポットが登場
するシーン。
この下町っぽいローマの路地のはしっこに映る、鮮やかなオレンジイエローのフィアット!
狙ってるのは分かってるけど、イタリアマニアはこんなのを見ただけで痺れてしまうのだ。
(猫にマタタビ状態ですな…って、これ自分だけ?)
ちなみにトラステヴェレ地区は、以下のような雰囲気の場所。
俳優についてひと言。ローマ時代の彫刻を再現したかのような、アルマ役の女優がすごく
Bella(美しい)でいい。
目鼻立ちがハッキリ・クッキリしていかにもイタリア人女優らしいのだが、ゴージャス&
セクシー路線ではなく、意志の強そうな横顔が美しいクールビューティ!
この役にピッタリの女優だと思う。
ちなみにその女優はAlice Palazzi(アリーチェ・パラッツィ)という。
Googleのイタリア版で調べてもあまり情報が出てこないので、向こうでもあまり有名ではないかも。
このクールでエレガントな女優の存在は、映画自体の品格を上げるのに一役かっていると思う。
これを機会にブレイクするといいな!
などなど、例によってただの散文となってしまったが、ひと言でいうとこの映画、観てよかった。
突っ込みどころがあったとしても突っ込みたくないくらい、素直に楽しませてもらったので。
突っ込みたい人もいるだろうし、気に入らない人もいるであろう。
でもこれだけは言える。本物の美は、人を幸福にする力がある。
この映画では、そんな本物の美しさが表現されていると、私は思う。
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