水曜日, 5月 13th, 2009
イタリアンジェラートにおけるデザイン
トスカーナの街、Montecatini Terme(モンテカティーニテルメ)のさらに上の小さな街、
Montecatini altoで食べたジェラート。
「美味しかった〜」のひとことですませばいいのだろうけど、もちろんしつこくデザイン
とつなげるのだった。
イタリアンジェラートとデザインのつながりとは?
ピスタチオのグリーンとクレーマ・パスタ・フロッラ(カスタードクリーム?)
のイエローの組み合わせ、チェリーとFrutti di Bosco(ミックスベリー)のピンクの
グラデーション。この色彩だけでもデザインの一部といえるけど、当然ながら、ジェラート
は美味しくなければ意味がない。
味覚だってデザインの対象なのだ。
これとそれでこんな味の組み合わせになるからBene(good)、でもあれとそれとじゃ美味しくない、
つまりダサい、ありえない…というふうに、イタリアではジェラートのチョイスにも
センスが問われ、もはや作法といってもいいくらい。
このセンスは、イタリアでは「ジェラートは必ず2種類以上を合わせて注文する」
という鉄則があるため磨かれてゆく、ともいえるでしょう。
イタリア人は子供の頃からそうやって「ジェラートのチョイス」にも流儀が
あることを学びつつ、そんなことを通してセンスが鍛えられて行くのだ…なんてことを、
何かで読んだ。
イタリア人だったら、ジェラートのチョイスも、洋服やインテリア、車を選ぶ時と
同じようにセンスを発揮しなければいけないんですね〜
実際、昔イタリア語のレッスンで、何の話だったかも忘れたが、講師が
「ジェラートを買うとして…バニラとチョコレートを選んだら、あと1種類加える
としたら何がいい?」と聞いてきた。
ひとりが迷ったすえ、あてずっぽうに”Fragola(いちご)”と言ったら、
すかさず「ブー!!」とダメ出し。
この、日本ではありがちな子供っぽい組み合わせは、イタリア人的には許容できないものらしい。
自分が無難路線だけど、と思いつつ”Allora,Caffè(じゃあ、コーヒー味)”
と言ってみたら、どうにか「まぁ、それなら悪くない」といった反応だった。
イタリア人にとって、ダサいジェラートの組み合わせはを選ぶことは、ダサい服や
アクセサリーを選ぶのと同じことなんですね、冗談ではなく。
こうして、真剣勝負で生活の身近な部分でもセンスを磨いているイタリア人。
イタリアンジェラートがとびきり美味しいのも、イタリアンデザインが素晴らしいのも、
どちらも納得だよね?
ちなみに上はジェラートを買ったカフェ”GIUSTI”。一番小さいカップで、ひとつ2ユーロ
(一番小さくても十分です)。
味のほうは、ワタシの好きなフレーバー、ピスタチオはちょっと人工的な味と香りで
残念ながら今イチ。チェリー&Frutti di Boscoの方は、順当に美味しかったデス♪
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