金曜日, 3月 20th, 2009
斜塔以外のPisa(ピサ)
イタリア、トスカーナの街 Pisa(ピサ)といえば斜塔、というくらい固定されたイメージ
が浸透しているが、ピサに行って斜塔しか見てこないのは、もったいないことだと思う。
自分の場合、ルッカに3泊してそのうち1日を使って日帰りでピサに出かけようと考えて
いたのだが、どうしてもルッカで3泊できる宿がとれず、やむを得ずピサに1拍した。
が、おかげでのんびり落ち着いて街を散策することができた。
朝からドゥオモ広場に出かけることができたのも、現地に宿泊したからこそ。
世界的に有名な観光地だから街の住人も若干すれているのでは、と失礼な先入観を抱いて
いたのだが、自分の印象では全然そんなことがなく、ジェラートを買ったバールやブティック
の店員の女性はとても気さくでSimpatica(感じがよい)だった。
殆どの観光客は斜塔だけ見て帰ってしまうので、普通の街中ではそれほど観光客を見かけないのだ。
「うーむ、そういうことか」と納得。
ピサを訪れた観光客のうち、一体どれだけの人がドゥオモ広場以外のスポットを見ただろうか。
Piazza dei Cavalieri(カヴァリエーリ広場)にはヴァザーリが手がけた美しいパラッツォが
並んでいるし、アルノ川岸ギリギリに建つ、砂糖菓子みたいなS.Maria della spina
(サンタマリア・デッラ・スピーナ教会)だってすてきなのに。
街のメインストリートに当たる(?)Borgo Stretto(ストレット通り)やその周辺の雰囲気も、
洗練さと庶民的な気さくさが丁度よく混ざり合って感じがよいし。
斜塔のあるPiazza del Duomo(ドゥオーモ広場)だってもちろんステキだ。
あの傾いた塔を初めて目にした瞬間、何か胸がざわざわして興奮した。
あの塔には、やはり人の心を魅了する「愛らしさ」がこもっている。
でも、素晴らしいのは斜塔だけでなく、ドゥオモや洗礼堂、カンポ・サントを含めたすべて。
まばゆい緑の芝生の上にこれらの建造物が点在し、全体として美しい調和を保っている様は、
まさに奇跡のようだ。
観光バスで訪れた人々は、ほんの数十分の自由行動の間に、あの調和の美しさを感じる
ことができただろうか。
正直、自分の中では「ピサは一回行ったからもういいや」という気持ちもあったのだが、
こうして思い出していると、カヴァリエーリ広場やストレット通りなどをもう一回ゆっくり
見ておきたいな、という想いも湧いてくる。
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