月曜日, 1月 17th, 2011
ニーチェが愛したカフェ – Caffè Elena
イタリア、トリノ カフェシリーズ。今回はPiazza Vittorio Vnenetoの隅で渋い魅力を放つ、
Caffè Elena(カフェ・エレナ)を。ここも古い店で、その昔チェーザレ・パヴェーゼや
ニーチェがひいきにしていたそうだ。
ニーチェはかなりトリノを気に入っていたようで友人や妹にこの街を称賛する手紙を書いて
いるのだが、なんとこのトリノの地で発狂したとのことだ。
(つい最近まで知りませんでした、ワタシ・・・)
愛する街トリノで発狂し、以降死に至る11年間、正気に戻ることがなかったニーチェ。
何か運命的な力を感じる逸話である。
しかしそんな話は抜きにしても、ここは確かに文学的な香りが似合うカフェである。
ちなみにPiazza Vittorio Veneto(ヴィットリオ・ヴェネト広場)はこんな感じ。
奥はポー通りが続いている。この広場、向って右手奥の角にCaffè Elenaがある。
今でもトリノっ子に愛されている人気カフェで、いつもお客さんでいっぱい。
夕方何度か店の前を通りかかったが、いつも混んでいて中々入れなかった。
この時はテーブルがひとつふたつ空いているのが見えたので、入ってみた。
オリーブグリーン色の大理石のテーブルがいかにも趣きがあって、いい感じ。
こんなテーブルで飲むカフェマッキャートは、もちろん最高。
店内は古き良き時代そのものだが活気があり、若いカメリエーラの女性もてきぱきと
仕事をこなしている。この店のそんな雰囲気は不思議に魅力があり、気に入った。
もう一度行っておきたいと思ったので、翌日の朝に再訪。
店内奥は、こんな赤っぽい色をした大理石のテーブルが並んでいる。
これも風格がありますねー。
トリノのカフェは大理石のテーブルが多くて、贅沢な気持ちになれる。
そして例のごとく、カプチーノとカスタードクリーム入りクロワッサンをオーダー。
トリノでは大体どのカフェでもクロワッサンが美味しかったのでどの店ががどうだったか
なんて覚えていられないくらいだが、ここでも「美味しい〜〜〜」とひとり感動しつつ頬張る。
渋くていい感じの店内。確かに、作家や哲学者が思索にふける姿が似合いそうである。
この空間に今、パヴェーゼやニーチェがいてもおかしくない。
(ピンボケで恐縮、、)
使い古された椅子やテーブルのディテールを観察しているだけで飽きない。
よく見ると、それぞれ似ているようで違うのだ。
お客さんでいっぱいの時はそういうところまで見えない。
この味のあるアンティーク調の店内をじっくり観察したかったら、朝の来店をお勧め。
参考までにお手洗いのこと。お店の外、なんですよ。鍵を渡されたときはちょっとビビった。
で、あまりきれいでない。。
しかもお手洗いから外に出るとき、鍵がなかなか開かなくてあせった。。
まぁ経験しなければこういうことも書けないので、それもご愛嬌、と思っているが。
おせっかいながら、カフェのついでにお手洗いを利用したいときは他の店にした方が
いいかもしれない。
この先も、ずっと愛され続けるカフェなのだろう。
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