日曜日, 1月 9th, 2011
トリネーゼのエレガンス
イタリア、トリノ旅行シリーズ。
飲み食いの話ばかり書いている気がするので、今回はちょっと別のネタを・・・
今回のトリノ滞在、何故か「女性」の存在が印象的だった。
トリノって、エレガントな女性が多い気がします。エレガントな街には、エレガント
な人が似合う。
トリノ初日夜10時頃、今回利用したホテル”Artua & Solfelino”に到着したのだが、
フロントの女性はスレンダーでちょっと知的な印象だが、同時に気さくな雰囲気もある。
ハスキーでどこか暖かみのある声がまたいい感じ。
「何故またイタリア語を話せるの?」
「以前少し勉強したんです」
「あら、少しじゃなくて沢山でしょ。そんなに上手に話せるんだから」
・・・と、嬉しいことを言ってくれる。
お世辞が嬉しいのではなく、こういうちょっとした気の効いた会話が、嬉しいのである。
「イタリアには以前も来たことがあるの?」
「何度か来ました。トリノは2回目です」
「じゃぁ、ここが気に入ったのね!」
「とっても!(Moltissimo!)」
何がどうという訳でもない、何でもない会話だが、知的ですてきな人だという印象を受け、
前回のトリノ滞在時のHotel Cityのフロントの女性もどこか知的な雰囲気だったことを
思い出しつつ、「トリノって知的な女性が多いのかしらん・・・」なんてことをぼんやり
思いながら眠りについたのである。
街中で様子を見ていても、雰囲気や立ち振る舞いがエレガントな女性が多い印象である。
例えば、美術館のエレベーターで、3名のご婦人と乗り合わせたとき。
降りる際に、私は”Dopo di Lei.”(お先にどうぞ)と譲ろうとした。
しかし一人のシニョーラが静かに微笑みながら”Prego.”と言ってさっと手を伸ばしたので、
“Grazie.”と言いつつ先に降りた。何てことのないシーンではあるが、あのシニョーラの
雰囲気は自然で、品があって、素敵だったなぁ。大体、「何、この東洋人」なんてじろじろ
見たりしない、その自然な態度が私には嬉しい。
それからAstiに行くために電車に乗り込んだとき。
若い美しい女性が後ろにいて、大きなキャリーケースを抱えていたので、この時も
譲ろうとして”Dopo di Lei.”と言ったのだが、その女性も”Prego.”と言って私に譲るのである。
またまた”Grazie.”と言いつつ先に進み、しかしドアを押さえてあげてたら、彼女も
“Grazie.”と、礼儀正しい口調で言う。これも何てことのないシーンかもしれないし、
イタリアの他の地域でも、同様のことはある。しかし彼女の所作はことさらきちんと
していて、品格を感じたのだ。このときも「なんか素敵な人だな」と思ったものだ。
その後コンパートメントで一緒だった若い女の子2人も静かに会話していて、上品な雰囲気。
ウンブリアを旅した時も似たようなことはあったが、「うーん、トリノ(ピエモンテ)
って他のイタリアとやっぱりちょっと違う。。」と感じた。
トリネーゼやピエモンテーゼの誰もが知的でエレガントだとは言わないが、全体的に
そんな印象を受けたのは事実。そしてその控えめな態度や静かで上品な立ち振る舞いが、
私にはとても心地よかった。
トリノ記事一覧&リンクはこちらをどうぞ
↓ ↓ ↓
Torino Mania





